当院では歯を削る治療後の修復をおこなう際にマジックマージンテクニックを採用しております。
マジックマージンテクニックとはゴールドの詰め物を使用した修復技術のことです。

現在では白い歯の素材(セラミック、ジルコニア)など人工の歯だと気付かれにくい素材が存在する中で、目立つ素材のゴールドを選ぶことは少ないのでは？と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。しかし、歯科医師や歯科衛生士など歯科医療関係者は、自分自身や家族が虫歯になった際にどのような治療を選ぶかというと、圧倒的にゴールドを選ぶ方が多いほど優れた素材です。

ゴールドは金属ですが銀歯などに使用される金属とは異なります。銀歯に使用されている金属は実は「銀」だけではなくパラジウムや銅といった金属をはじめとして様々な金属を混ぜて出来る「合金」になります。これは近年問題とあげられる事項が多くあります。それは「金属アレルギー」「二次虫歯」などです。

対してゴールドは金、白金、銀、銅で作られており金属アレルギーを引き起こす可能性が低くなり、二次虫歯を防ぐことも期待できる素材です。二次虫歯になってしまう原因は虫歯治療をおこなった後に修復をした歯と詰め物の間にすき間が生じてしまい、そのすき間にプラークが溜まり虫歯になってしまう為です。

このすき間を最も埋められる素材が「金」です。

金はわずか1グラムを畳1畳分まで伸ばすことが出来ます。
この性質を活かして虫歯治療後の詰め物としてセットした後に下記のような器具で伸ばすことで歯と詰め物の間にすき間が生まれないように極限まで調整することが可能になります。

更に当院ではマイクロスコープを使用してすき間が出来ていないかチェックします。マイクロスコープは裸眼の約20倍拡大して見る事が可能なのでマジックマージンテクニックと組み合わせる事でより精密な治療が可能となります。

また、マジックマージンテクニックはどこの医院でも採用している技術ではない為、当治療を受けられる医院は限られています。